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子供におもちゃを与えすぎると良くないのか【量より質】

子供におもちゃを与えすぎると良くないのか【量より質】

この記事では子供のおもちゃを与えすぎは良くないのか。与えすぎた場合に子供の発育にたいする影響。子供に与えるおもちゃの適切な量は。この記事は子供におもちゃを与え方について書いています。子供へのおもちゃの与え方が分からない人はこの記事を読んでください。

●おもちゃの量って
●発想力を育てるには
●集中力を育てるには


子供におもちゃを与えすぎると

子供におもちゃを与えすぎると
子供のおもちゃってついつい増えがちですよね。でも、おもちゃが多いほど子供は飽きやすくなり、独創的な発想ができなくなるって知っていますか。
アメリカのオハイオ州にあるトレド大学の研究者による研究結果ですが、おもちゃを少ししかもっていない子供はおもちゃをたくさん持っている子供と比較して遊びに熱中し独創的な遊びをするということが分かりました。

トレド大学の研究者の研究内容は

18カ月~30カ月(1歳半~2歳半)の36人の子どもに、4個だけおもちゃのある部屋と、16個のおもちゃがある部屋で遊んでもらいました。バッテリーで動くものから、車輪がついているもの、形や数え方などを教えるというコンセプトでつくられたものなど、さまざまな種類のおもちゃが並べられています。

4個だけおもちゃがある部屋では、子どもはおもちゃで遊ぶ時間が 108%長く、よりさまざまな多くの方法でおもちゃで遊んでいました。子どもの遊び方はより深く、洗練されており、より想像力豊かでした。たくさんのおもちゃがある部屋にいた時は、子どもは次々と頻繁におもちゃを変えて遊ぶ傾向にありました。

おもちゃが少ないほうが、子どもは独創的に遊ぶ:研究結果 - ライブドアニュース

実は子供はおもちゃが無くてもおもちゃ以外のもので遊ぶ方法を見つけ出します。良く親が「やめて~~」となるような行動をしますよね。ティッシュを箱からどんどん出す行動など。これは親にとってはいたずらとみていても子供にとっては真剣な遊びです。

このように、子供はおもちゃが少なくても自らすすんで遊べる方法を探し出します。

子供におもちゃを与えすぎるの影響とは


子供におもちゃを与えすぎるの影響とは
おもちゃが無くても遊ぶ方法を見つけ出せる子供ですが、逆におもちゃが大量にある場合に子供がどのような行動をするのか親戚の子供の例を紹介しましょう。

親戚の家にはおもちゃが大量にあります。おもちゃを少しピックアップすると

  • プラレール(電車が10種類以上)
  • ぬいぐるみ
  • ボール
  • 木でできた電車のおもちゃ
  • トミカ
  • プルバックカー
  • パペット
  • ストライダー2台
  • 三輪車
  • おままごと人形
  • さらに、進研ゼミのこどもちゃれんじをやっているので毎月おもちゃ(知育玩具)が増えています。

    また、付録付きの子供向け雑誌などもちょくちょく購入しているのでおもちゃ箱におもちゃが入りきらず散らかっているような状態です。

    さて、このような状況で子供はどのような遊び方をするかというと、とにかく飽き性です。一つのおもちゃで5分と遊んでいません。

    プラレールを出して遊びだしたかと思えば、ボールを投げ始める。それに飽きるとトミカで遊ぶ。次は、テレビでおさるのジョージやディズニーを見始めるなど、集中して遊ぶことがありません。テレビを見ていても、途中で消してしまったりと落ち着きがありません。

    また、ストライダーの練習をすると車にストライダーを積んで公園まで行ったのに、ストライダーには5分と乗らずほとんど体を動かさずに帰ってきたという話も聞いています。

    子供の発育に適切なおもちゃの量

    子供の発育に適切なおもちゃの量
    子供の発育に良い適切なおもちゃの量という決まりはありませんが、一つの遊びしかできないおもちゃが大量にあるよりも、複数の遊び方ができるおもちゃが2~3個程度あるほうが子供の遊びの幅は広がります。

    例を挙げると、

  • ブロック
  • 積み木
  • ボール
  • おままごとセット
  • 木製のレール&電車
  • このように複数の遊びができるようなおもちゃのほうが良いですね。

    ブロックは積んだり、外したり、ぶつけたりと1歳でも遊ぶことができます。成長するにつれて形のあるものを作ったり、キャラクターもののブロックであればアニメで見たストーリーを再現したりと遊びの幅が広がっていきます。

    子供の発育に良いおもちゃの種類

    おもちゃの種類に関しては子供の成長段階によって種類が変わってきます。

    0歳~8か月 触感が楽しめるおもちゃ
    8か月~1歳6か月 自分で動かせるおもちゃ
    1歳6か月~2歳 色や形など表現力をはぐくむおもちゃ
    3歳~ 自分でストーリーが作れるおもちゃ
    4歳~ 友達と一緒に遊べるおもちゃ
    6歳以上 子供の成長段階に合わせたおもちゃ

    このように年齢、発育段階によっておもちゃの種類は変わってきます。おもちゃの種類で重要なのは、受動的なおもちゃではなく能動的なおもちゃにすることです。

    テレビを見せたり、スマートフォンを見せたりと、受動的なおもちゃの場合には子供はある程度集中して遊びます。しかしながら、ほとんどが受け取るだけなので、創造力や発想力といった自分で考えるという力が付きにくいです。

    親が相手をするのが大変でも、子供の発育には能動的な遊びができ自ら考えながら遊べる玩具のほうが適切です。ブロックなどは組み立てたものを「見て見て!!」と見せに来たりして発想力だけでなくコミュニケーションなど社会性を身につける上でも大切です。

    子供におもちゃを与えすぎると良くないのか まとめ

    子供におもちゃを与えすぎると良くないのか まとめ
    この記事では、子供におもちゃを与えすぎると良くないについて紹介しました。おもちゃの量が多い場合には受動的な感性を持つような発育をする場合があります。遊び方が限定されてしまうおもちゃは増やさないほうが良いです。発育段階に合わせたおもちゃを子供に与えましょう。

    発育段階に応じておもちゃを用意するのが大変と思うお母さんもいると思います。そのような場合には、おもちゃのサブスクリプションサービスもありプランナーが発育段階に応じてプランニングをしてくれるので悩まずに適切なおもちゃを子供に与えることができます。
    tantan-office.hatenablog.com

    子供は少子化の影響もあり【シックスポケット】と言われる両親、双方の祖父母の6つの財布からお金が入ってくるという状況にあります。つまり、おもちゃがどんどん増えてしまう環境に置かれています。親の教育方針で子供のおもちゃを増やさない、おもちゃの種類を限定するなど制御しなければ発育に影響を及ぼしてきます。

    子供に与えるおもちゃは遊びの種類が限定されないおもちゃにしましょう。

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